Part Synthetic
SAE粘度グレード | 20W-50 | ||||||
密度、g/cm3 | 0.900 | ||||||
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粘度指数 | 138 | ||||||
HTHS粘度、cP | 5.1 | ||||||
流動点、℃ | -37.5 | ||||||
荷 姿 | 1㍑ ボトル×6 4㍑ 缶×3 20㍑ ペール 200㍑ドラム |
" ローバー・ミニ・クーパー1.3i "は直列4気筒OHV1271ccエンジンを搭載し、ボアーxストローク Φ70.60 x 81.20mm、 10.1:1の圧縮比とECUによる新たなインジェクションシステムの組み合わせにより、62PS/5,700 rpmのパワーと9.6 kg-m/3,900 rpmのトルクを発揮する。
ミニの構造は特異だ。現在の一般的な横置きFF車では、エンジンとクラッチ、トランスミッションを一列に並べ、その後にデファレンシャルを置き左右のドライブシャフトを回転させる。ところがミニでは、半世紀も前の設計のエンジンのため鉄製の鋳物で作られたシリンダーブロックは、排気量の割には大変大きく、同一軸上にギヤボックスを並べるにはスペース的に問題があった。このため、エンジンとミッションを二階建てに置き、エンジンのオイルパンがギヤボックスを兼ねる方法を考えついた。エンジンのオイルパン相当の部分に収まるのは4段変速のトランスミッションだけではなく左右のドライブシャフトに動力を分けるデファレンシャルも収まっている。本来「エンジンオイル」「ミッションオイル」「デファレンシャルオイル」(さらにAT車では「ATF」さえも!)といった別々の用途に対して同じオイルが一緒に使われている。
Gulf CLASSIC MINI はその特徴的な二階建てエンジンを持つミニのため、ガルフがその永い歴史に裏付けされた技術力を集結し開発したミニ専用オイル。
ミニの構造上同じオイルの中にトランスミッション、デファレンシャルが浸っていることになり、オイルの役割は、潤滑本来の意味である「摩擦抵抗を減らすこと」のほか、「摩擦部分の冷却」「金属の腐食防止」さらには「燃焼室の気密性を高める」「緩衝」といった重要な目的をもつ。この為、粘度の高い 20W-50のオイルが最適と判断し、その超ロングストロークエンジンのキャラクターから得られる中低速域の加速性能の更なる向上を目指した。また、Aプラスと呼ばれるこの横置き1.3Lユニットのスムースに高回転まで吹け、ミニの伝統そのものである小気味良い味わいのドライブ・フィーリングが楽しめるようデザイン。
Gulf CLASSIC MINI は、レーシングカーのために生まれた合成エステルと厳選された鉱物油をベースオイルとして採用した部分合成オイルです。
一般車とは異なりエンジンとギヤボックスをエンジンオイルのみで潤滑するミニのために特別に設計され、ギヤを含んだすべての機能に適したオイル、幅広い温度差でも粘度を確保できるのが Gulf CLASSIC MINIです。始動時には充分な暖機運転を、また、長期間の保管によるオイルの劣化、酸化を考慮して、走行距離(3,000-5,000km)だけでなく、推奨使用期間(3ヶ月)毎に交換することをお勧めします。
費用効果を重視し、なお街乗りからロードワインディング、高速クルージング走行を楽しむユーザーの皆様に、その小気味良さを飽きさせることはありません。