AT にもエンジンオイルを点検するのと同じようなレベルゲージが付いています。
ゲージの場所や点検方法は車についている取扱い説明書に必ず記載されていますので確認してください。
後輪駆動車の場合はエンジンの後方に、FF車の場合はエンジン側方にあるのが普通です。
まずエンジンを始動させ、エンジンの回転数が落ちつくまで必ず待ってください。
暖機運転が終了したらエンジンをかけたまま、サイドブレーキ(又はハンドブレーキ)を確実に引いて、さらに安全のためフットブレーキをしっかり踏んでください。
シフトレバーを「P」の位置から「R」「N」「D」「2」「L」などすべてのポジションにゆっくりと移動させ、各ポジションで数秒間保持してください。これで、ATF がすべてのギヤに行き渡ります。
これが完了したらシフトレバーをゆっくり「P」の位置まで戻し、サイドブレーキのロックを再確認してからボンネットを空けます。この時、エンジンはかけたままにしておいてください。
ATF レベルゲージを抜き、きれいなウエスでオイルをふき取り、再度ゲージ穴にさし込みます。
エンジンやミッションが充分に暖まっているときはゲージ上部の「HOT」側を、充分に暖まっていない時は下側の「COLD」の目盛りを読みとってください。
どちらの場合でも、基準のラインより下回っている場合には補充が必要ですので、整備工場などに相談すると良いでしょう。
ATF はエンジンオイルと違って「補充」の必要がほとんどありません。
また、使用しているミッション形式によってはメーカー純正油でないと本来の性能を発揮できない場合もありますので注意してください。
原則として ATF は減ることはありません。エンジンオイルのように使用中に燃えたり、蒸発することがないからです。
もし、ATF が減っていたら、オイル漏れ等の原因が考えられますので修理や対策が必要になります。
ATF は走行距離を重ねるほどしだいにオイルが劣化します。
つまり、初期性能が発揮できなくなりますので、オイル量の点検をすると同時に「色」の確認をすることも習慣にしてください。
透明赤色 → 黒ずんだ赤(少し透明感あり) → 黒(透明感なし)
このように色の変化が起こります。
オイルが黒く透明感を失っていたらそろそろ ATF の交換時期です。
ワンポイント・アドバイス:
レベルゲージを差し込む時にはゴミや水を入れないようにしてください。
AT 本体は超精密機械ですので、ゴミや水分は大敵です。
使用するウエスもケバだちのない良質の物を選んでください。
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