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2/20/2006 Update

皆様の疑問&質問にお答えしております。オイルの事を中心に、車に関する「あんな事」、「こんな事」まで掲載中!
皆様のお役に立つ情報が満載です。

随時更新しますので、お見逃し無く!

オーバーヒートを経験してしまいました。オイルは大丈夫ですか?
私の車は古く、SGクラスが指定されています。「SL」を入れても大丈夫ですか?
なぜ、エンジンオイル交換が必要なのですか?
「半合成オイル」が市販されています。具体的に教えてください。
「銘柄の違うオイル」をエンジンに継ぎ足しても大丈夫ですか?
エンジンオイルの「正しい保管方法」を教えてください。

オーバーヒートを経験してしまいました。オイルは大丈夫ですか?

オーバーヒートの程度が良くわかりませんが、ラジエターから水蒸気が吹き出すほどの場合にはオイル交換を直ちに実施してください。

オーバーヒートはエンジンの大敵です。 レースなどの過酷運転ではメカニックが最も注意を払う要素で、ヒートぎみのまま走行を継続するとエンジンブローが待っています。

オイルはあまりの高温に長時間さらされると熱により劣化します。また、高温スラッジなどを生成しますのでエンジンには好ましくありません。

オーバーヒートに遭遇した場合には、車を安全な「日陰」に止め、エンジンをかけたままボンネットを全開にしてエンジンを冷却してください。風がある時は風上にエンジンを向けるとより効果があります。
エンジンを停止させないのは、エンジンの焼き付きを防止するためですから必ず実行してください。

運悪くオーバーヒートを経験された場合は、早急にオイル交換を実施してください。
上記のようにオイルが高温により痛めつけられておりますので、そのまま使用を継続してはなりません。

オイル交換を実施しても対策は完璧ではありませんので、オーバーヒートの原因究明が必要です。
原因がはっきりしている場合は必ず修理で対応できますので、信頼できるショップや修理工場に依頼してください。

たびたびオーバーヒートを経験するような場合は「冷却系」に異常があるか、車そのものの冷却性能が悪いですので、ラジエターを大型にしたり電動ファンを追加する、などの熱対策が必要になります。

特にチューニングカーの場合は性能が向上した分「発熱量」も正比例で多くなりますので必ずクーリング対策をしてください。

ワンポイント・アドバイス:
オーバーヒートを何度も経験することはエンジン本体に悪影響を与えます。
エンジンブロックやヘッドに歪みがでたり、修理不能になる場合もあります。
走行中は水温計の針の動きに注意を払い、オーバーヒートになる前に穏やかな走行に切り替えるなどのクレバーな運転を心がけてください。

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私の車は古く、SGクラスが指定されています。「SL」を入れても大丈夫ですか?

まったく問題ありません。ただし、指定された粘度(例えば、10W-40 など)は守っておいた方が賢明です。
自動車用モーターオイルは時代とともに次のように進歩してまいりました。

SA → SB → SC → SD → SE → SF → SG → SH → SJ → SL → SM

このように、「S」のあとに付くアルファベットがAから順番に、だんだんと品質が良くなっていることを表しています。

したがって、SL の方が SG より品質が優れていますので心配ないわけです。

ワンポイント・アドバイス:
古い車の場合、エンジンのオーバーホールをした時は別として、エンジン内部のピストンやシリンダー、カムシャフト、バルブガイド、バルブリフターなどの摩耗が進んでいることが考えられますので、指定された粘度ないしは、指定より若干固めのオイルを選定するのが良いでしょう。指定された粘度より低いオイルは避けた方が賢明です。

具体的には・・・・・
10W-30 の指定に対し 10W-40 や 15W-40 などを入れ、5W-30 などのオイルは避けた方が良いのです。
このように、若干オイルの粘度をあげることにより、ピストンとシリンダーの広くなったクリアランスをオイルで塞ぎ、圧縮漏れやオイル減りを防止することができるからです。

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なぜ、エンジンオイル交換が必要なのですか?

エンジンオイルは使用すれば使用しただけ性能が低下するからです。
現代の最高水準のエンジン設計をして、さらに最高品質のエンジンオイルを使用してもオイル交換をしない訳にはまいりません。従って、定期的なオイル交換が必要となります。一般的には「走行距離」で判断するのが良いでしょう。

仮に、エンジンオイルを怠った場合の弊害を列挙します。

1.エンジンオイル内の添加剤成分がすべて使い果たされ、オイル本来の性能を発揮できない。
  長期間エンジンオイルを使用すると、オイルが「酸性」となり、エンジン内部に「錆」が発生します。
  錆はエンジン摩耗の大敵です。
2.エンジンオイルには汚れ成分を取り去る「清浄分散剤」が入っており、この添加剤がエンジン内部をクリーニングして
   いますが、長期間使用するとこの添加剤成分がゼロとなり、清浄作用を発揮できません。
  汚れが多くなると、オイルの通路を塞いだり、油圧の低下が起こり、エンジントラブルの原因となります。
3.あまりに長期間使用するとオイルの粘度(ねばりけ)に変化が起こり、エンジン内部の金属摩耗を防止することができ
  なくなってしまいます。 長期間にわたる実車テストでは使用限界に近づくと一般的オイルは徐々に粘度が低下、
  その後「粘度上昇」に転じ、最後にはタールのようにネバネバしたオイルになってしまいます。

ワンポイント・アドバイス:
オイル交換時期の判断は車に付いてくる「取扱説明書」の半分の距離で実施すのが良いでしょう。
また、使用期間については半年毎、を守っていれば、エンジンの傷みはありません。

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「半合成オイル」が市販されています。具体的に教えてください。

「合成油」のモーターオイルが登場してから、一部の製品には「半合成」や「SEMI SYNTHETIC」と呼ばれるオイルが登場してきました。

「半合成」とは鉱物油(鉱油)と合成油を文字どおり半々に調合したものではなく、鉱油の持つ特徴を合成油でさらに補う配合の製品が多く見られます。合成油の割合は 30% 程度が多くみられます。したがって、便宜上「半合成」と呼んでいますが、正確には「部分合成」(PARTIAL SYNTHETIC)と呼ぶべきです。

鉱油に合成油を加えることにより、鉱油よりは高性能に設計でき、全合成よりはコストを抑えることが可能です。
したがって、各オイルメーカーのラインナップを見てみますと、トップグレードに全合成を、ナンバー2に半合成、廉価版に鉱物油をそろえている場合が多いようです。

ワンポイント・アドバイス:
半合成の設計思想は鉱油の利点と合成油のメリットを合わせ持つことが重要ですが、場合によっては両方の欠点を持ってしまう場合も考えられますので、信頼できるメーカーの製品を選んでください。

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「銘柄の違うオイル」をエンジンに継ぎ足しても大丈夫ですか?

厳密にいえば混用することは好ましくありませんが、エンジンがすぐに壊れてしまうような重大なトラブルにはなりません。

製品が違えば性能も違うのはとうぜんのことで、もしグレードの低いオイルを足した場合は「低いグレード」のオイルになってしまうことを覚えておいてください。

オイルを全量交換する時に違うメーカーのオイルを半分づつ入れるケースはほとんど考えられませんし、これは避けた方が賢明ですが、某オイル会社の試験では、まったく異なるブランドのオイル数種類を適当に混ぜ、高速道路(東北から九州まで)の連続走行を実施しましたが、特にエンジントラブルは起きていません。

オイルは品質を表す API グレードの「SL」や「SM」などの表示がありますので、このグレードを合わせることが原則で、さらに粘度表示「10W-40」や「5W-30」などの粘度も合わせてください。

オイルメーカー各社は混合されても問題のないようにベースオイルや添加剤の配合をしていますので、他メーカーのオイルと混合しても大きなトラブルにはなりません。

「合成油」に「鉱油」を継ぎ足したり、反対に「鉱油」に「合成油」を補充した時も同様で、元のオイルの基本性能が発揮できません。

ワンポイント・アドバイス:
旅先などで「オイル減り」に気付き、違うメーカーのオイルを継ぎ足す場合は上記の注意事項を守ってください。
しかし、どうしても品質のグレード表示(SJ など)と粘度(10W-40 など)が不一致でもかまいませんから、規定量までオイルを足してください。
オイル不足のまま走り、大切なエンジンを壊してしまったら取り返しがつきません。
したがって、このような場合には帰宅後、早めにオイル交換を実施してください。
このようなケースに遭遇したくなければ、常に自分の入れたオイルのスペアーをトランクに入れておくのが賢いドライバーではないでしょうか。

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エンジンオイルの「正しい保管方法」を教えてください。

まずオイルは「生物」=なまもの、であることを認識してください。
生物とは少々大げさですが、時間の経過とともに品質がしだいに変化するのです。

最初に注意したいのが「長期保存」。いわゆる「冷暗所」に保管してください。
直射日光にさらしたり、屋外への保管は避けたいものです。
つまり、温度変化の少ない場所に保管するのがベストの方法です。

次に余ったオイルは、なるべく空気との接触を避ける意味から、小型の容器に移し換えてください。
例えば、4L缶に1L程度残ってしまった場合など、少々面倒でも1L缶などの小型容器に入れておけば容器内部に取り込まれた「酸素」(空気)の量を少なくできますので、オイルの酸化劣化の促進を抑えることができます。

自分の車のトランク内部に予備のオイルを入れておくのは賢いドライバーです。
しかし、ただ余ったオイルほおり込んでおくのではなく、小型の容器に入れてなるべく熱の高くならない場所を選んでください。
マフラーの真上などは避けたほうが賢明です。

加えて、水分の混入には細心の注意を払ってください。
「水と油」と良く表現されますが、実際にはミクロの世界では水と油は仲良くなってしまうのです。

一般的にオイル缶の中に水が入り込むことはめったにありません。
しかし、蓋をしっかり閉めないで保管していた場合などは、温度変化により空気が出たり入ったりしてしまうのです。
空気の中には水分が必ず含まれています。皆さん良くご存知の湿度です。
この意味からオイルの大敵である水分を油中に入れないためにもオイルの保管には充分な注意を払ってください。

ワンポイント・アドバイス:
以上の注意事項はエンジンオイルだけに限ったことではありません。
自動車に使用されるオイル類すべて(ブレーキフルードは特に重要)に当てはまります。
いつもフレッシュなオイルを愛車に入れてあげるために、必ず覚えておいてください。
未開封のエンジンオイルであれば 10 年程度経過した製品でもまったく問題のない場合もあります。

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