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12/20/2005 Update

皆様の疑問&質問にお答えしております。オイルの事を中心に、車に関する「あんな事」、「こんな事」まで掲載中!
皆様のお役に立つ情報が満載です。

随時更新しますので、お見逃し無く!

「オイル下がり」とは何のことですか?
最近、私の車は「オイル減りが激しい」のですが、なぜですか?
私の車は常にオーバーヒートぎみです。ベストのオイル選びを教えてください。
私の車には「油温計」が付いています。 適正油温を教えてください。
エンジンのタイプ別に「オイル選び」をする必要がありますか?

「オイル下がり」とは何のことですか?

エンジンの異常を示す整備屋さんが使用する専門用語です。
「オイル下がり」とは文字どおり、オイルが「上から下へ」下がってしまう現象を表しています。
具体的には、エンジンのヘッド(カムシャフトやバルブのあるところ)部分を潤滑しているオイルが燃焼室に入り込み、爆発時にガソリンと一緒に燃えてしまう現象のことです。

オイル下がりを判断する方法は、アイドリング時に排気管から「青白い煙」が出ていることで判断できます。特にエンジンが冷えている時の始動直後に発生すれば、確実にオイル下がりが発生しています。
またカラブカシや、停止状態からのスタート時に出る場合が多いですので確認できます。
原因はバルブを支持しているバルブガイドの異常摩耗やバルブステムの摩耗、バルブに取り付けられているオイルシールの摩耗、硬化、破損等が考えられます。つまり、本来はオイルが燃焼室に入ってはいけない構造部分のクリヤランスが大きくなってしまい、異常が発生しているわけです。

オイル下がりは一般的に徐々に進行しますので、古い車や走行キロ数の多い車に発生するケースが多くなります。
対策は、ヘッドのオーバーホール以外に方法はありませんので、異常に気付かれたら修理工場に持ち込むのが良いでしょう。

修理には軽傷ならばオイルシールの交換だけで済みます。バルブガイドやバルブ自体の摩耗が進んでいる場合は、これらの部品交換とバルブシートと新バルブのすり合わせ加工が必要となります。

「オイル下がり」の場合は「オイル上がり」に比べ修理代も少なくて済みます。

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最近、私の車は「オイル減りが激しい」のですが、なぜですか?

オイル減りにはいくつかの原因が考えられます。
まず第1には、「オイル漏れ」があります。つまりエンジンオイルが漏れているわけです。

自分の車のエンジンルームをのぞき込み、オイル漏れがないか目で確認してください。オイル漏れがあれば必ず漏れた後が確認できます。オイルフィルター取り付け部分であれば増し締めで直ります。

エンジンブロックとヘッドの間であれば、ヘッドガスケットの不良ですので、増し締めないしはガスケットの交換で直るはずです。ガスケット交換をしても直らない場合は、ヘッドあるいはブロックの歪みが出ていますので、面研磨が必要となります。いずれにしても修理工場での作業となります。

次に、エンジン下部のオイルパンを見てください。オイルパンとエンジンブロックのつなぎ目からの場合はガスケットの不良ないしは、歪みの発生が考えられます。
オイルパンは一番低い位置にありますから、悪路走行で岩でヒットしたなども考えられます。キズやヘコミの有無も確認してください。修理には修理工場へ依頼するのが良いでしょう。

エンジン下部からのオイル漏れがある場合は、駐車時の車の下に「オイルのシミ」が発見できますので容易に確認できます。念のため、オイルドレインボルトのゆるみも点検してください。

これらの点検をしてもオイル漏れの形跡がなく、それでもオイル減りが発生する場合は「オイル上がり」や「オイル下がり」の重大なトラブルの発生が考えられますので、直ちに修理工場への持ち込みが必要となります。
通常の使用過程においては、新車時から比べればオイル消費量は増加する傾向にあります。
つまり、エンジン内部のクリアランスがわずかずつ広くなり、だんだんとオイル消費量が増えるのは、ある程度しかたありません。

通常の使用で、3カ月に1度や数千キロ走行後に1リットル程度のオイル補給量であれば、それほど心配する必要はありません。

アイドリング中や発進時、加速時などにエクゾースト・パイプから白煙がでなければ、エンジントラブルではありませんので、特別に心配する必要もありません。

ワンポイント・アドバイス:
エンジントラブルを早期に発見するため、エンジンオイル量の点検は日頃からコマメに行うように心がけてください。

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私の車は常にオーバーヒートぎみです。ベストのオイル選びを教えてください。

エンジンが常に高温にさらさられているのは好ましくありません。
理想的な水温は「80゚C」、この時油温は「90゚C」をベストとします。

ご質問の件では根本的なクーリング対策を施すのがベストです。具体的には下記の方法があります。

1.ラジエターの容量アップやクーリングファンの大型化。
2.ラジエターに電動ファンを追加する。
3.オイルクーラーの取付。

しかし、これらの対策ができない場合にはエンジンオイルの粘度グレードの低温側粘度と高温側粘度、双方に大きな数字が書かれたオイルを使用してください。

具体的には、「5W-30」や「10W-30」でなく「15W-50」や「20W-50」を使用する。

高温下ではオイルの粘度が低下して(サラサラになってしまう)油膜切れの心配があるからです。粘度の高いオイルを使用することにより、この熱による粘度低下を防止できるのです。

また、エンジンオイルは長期間高温にさらされると「熱劣化」を起こしたり、「高温スラッジ」がエンジン内部に堆積され、トラブル発生原因となります。

高級オイルとして販売されている「合成油」は耐熱性が高く設計されていますので、合成油を選定する方法もあります。オーバーヒートぎみの車は比較的粘度の高いオイルを選んでください。

常にオーバーヒートぎみになる車は外国車に多いようです。母国ではわが国の真夏の大渋滞が理解できないため、車輌そのもののクーリング対策が未熟の場合が多いのです。

ワンポイント・アドバイス:
いままで述べてきたことは基本的な事項ですので、実際のオイル選びには経験豊富なプロショップなどのアドバイスを参考にすると良いでしょう。

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私の車には「油温計」が付いています。 適正油温を教えてください。

エンジンが適正温度(水温 80゚C)の時、適正油温は水温より約 10゚C ほど高い 90゚C を理想とします。
しかし実際の使用では若干の誤差があり、比較的高い温度を示す場合があります。
100゚C 程度であれば問題はありません。ただし常時 130゚C 以上を示す場合はオイルクーラーの装着が必要です。

車両メーカーのエンジン設計者は通常使用の範囲で油温が 90゚C 〜 100゚C になるように設定し、オイルメーカーの品質設計もこれに合うように作られています。

したがって、油温が異常に高くなった場合には無理な走行を避け、静かな運転を心がける必要があります。
これは、エンジンに負荷をかけずに油温を下げる効果があるからです。
油温は水温と密接な関係にあり、水温が上昇すればこれに正比例して油温も上昇します。 さらにエンジンをチューニングした場合に、たびたび油温の上昇が見られますので、油温を下げる対策として次の方法を選択してください。

1.オイルポンプの強化 ・・・・・・・・・・・・・・ オイルの吐出量の増量
2.オイルパンにフィンを付ける ・・・・・・ オイルを走行風で冷却する(空冷エンジンと同じ原理)
3.オイルクーラーの取付 ・・・・・・・・・・・・ オイルを走行風で強制冷却する

参考までに、レーシングカーには必ずオイルクーラーが装着されています。場合によっては、ミッションやデファレンシャルにもオイルクーラーを付ける場合があります。

油温が異常に上昇してしまった場合のエンジンオイルに対する影響を列挙します。

1.熱による酸化劣化が進む
2.オイルの粘度低下
3.高温スラッジの発生

これらはエンジンにとってはたいへん有害であり、直ちにオイル交換を実施して上記の油温上昇を抑える対策をする必要があります。最近登場した「合成油」は熱に対する抵抗力も強いですので、鉱油から合成油に変更してみる方法もあります。
さらに、ターボ車の場合は特に油温の上昇が考えられますので、ターボ車をさらにチューニングした場合は充分に油温を下げる対策をする方法をお奨めします。

また、夏場の気温の高い時期にはさらに油温上昇に対する配慮は必要で、スポーツドライビングを趣味とするドライバーには要チェックの項目です。
通常の一般市販車には油温計が標準装備されていませんので、取付は正しい位置に信頼できるショップで行うべきです。

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エンジンのタイプ別に「オイル選び」をする必要がありますか?

エンジンのタイプ別と一言でいっても様々な種類がありますので、ここでは「OHV」「OHC」「DOHC」の3タイプに限定して解説します。また、ディーゼルエンジンを除いた4サイクル・ガソリンエンジンで進めてまいります。

同時に、理論的に進めてまいりますので実際のオイル選びとは違ってくる場合もありますので参考程度にしてください。

「OHV エンジン」は Over Head Valve を略したもので、ひと昔前の旧式エンジンです。
したがって、現在ではあまり生産されていません。

「OHC エンジン」は Over Head Camshaft を略したもので、DOHC(後述)と区別するため「SOHC」と表現される場合もあり、OHV の次に登場してきた進化型のエンジンです。別名、「シングルカム」と呼ばれます。

「DOHC エンジン」は上記の OHC をさらに高性能化するために開発された現在主流の高性能エンジンでは定番となったものです。別名を「ツインカム」または「ダブルカム」といいます。

基本的に、これらのエンジンに適合するオイル選定は車に付いている「取扱い説明書」に従ってください。
しかし、これでは満足できない方のために下記のとおりアドバイスします。

1.OHV エンジンはロングストロークが多く、粘度の低いオイルは避けた方が賢明です。
2.OHC, DOHC エンジンは高回転・高出力化を目指していますので、粘度抵抗の少ないサラサラしたオイルが適しています。

ワンポイント・アドバイス:
OHV エンジンでもヘッドを新たに作ることにより OHC や DOHC エンジンにすることも可能です。したがって、エンジンのタイプ別でオイル選定をアドバイスするのはたいへん困難となります。エンジンのボアとストロークに注目してオイルを決定すると良いでしょう。

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