みなさまの疑問&質問にニャルフがお答え。
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本当です。
車を運転する時間が極端に少ない場合(チョイ乗り)はエンジンに悪い影響があります。それは、以下の理由によるものです。
ガレージなどに長時間駐車しておいた場合はエンジンも冷えています。エンジンをスタートしてから走り出しても、走行時間が極端に短い場合にはエンジンが完全に暖まる前にエンジンを止めることになります。
すると、エンジン内部に入り込んだ空気中の水分が完全に蒸発することができません。つまり、エンジン内部に取り込まれた水分がオイルの中にも入り込み、油中の水分が多い状態になってしまいます。
水分があるとエンジンの金属部分を錆させることになりますので、エンジンに対して好ましくない環境になるのです。
エンジンが適正水温(80℃)になってから少なくても 15 分くらいの走行時間がないとエンジン内部に入り込んだ水分はなかなか蒸発しません。
この状態を毎日繰り返せば、オイル中の水分がどんどんと増加することになります。
これはマフラー内部にも同じことがいえ、排気ガス中の水分が蒸発されないままマフラーの内部に残留することになります。特に最近の触媒装着車の場合は完全燃焼に近づいていますので、より水分の発生が多いのです。