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ニャルフ
FAQ

みなさまの疑問&質問にニャルフがお答え。
オイルの事を中心に、クルマに関する「あんな事」「こんな事」を掲載中!
お役に立つ情報が満載です。

 

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自分でパワステフルードを交換しようと思っています。交換方法を教えてください。

ニャルフ

最近になり「パワステフルード交換」が新しいビジネスとして登場しつつありますが、近くにショップがなかったり、簡単な作業なのでご自分で交換をしたい、と考えている方に次のようにアドバイスします。

  1. 新しいフルードを1リットルないしは2リットル用意する。
  2. 古いフルードを吸い上げるための機具(大きなスポイトなど)を用意する。
  3. エンジンを始動させ、ステアリングを右または左にフルロックさせる。
  4. エンジンをかけたまま、パワステフルードタンク内の古いフルードを抜き取る。
  5. 抜いた量と「同量」の新しいフルードをタンクに注入する。
  6. 反対方向にステアリングをフルロックする。
  7. 再度、古いフルードを抜き取り同量の新しいフルードを投入する。
  8. フルードタンクのキャップに付いているレベルゲージでフルードの量を確認する。

以上で作業が完了しますが、エンジンオイルの交換と違って古いフルードを完全に抜き取ることはできません。これは、車両メー カーがフルードの交換をまったく考慮していないからで、ドレインプラグも付いていないからです。したがって、古いフルードの中に大量の新しいフルードが 入ってきた、と考えてください。

その他の注意事項としては、

  1. 走行直後の作業は火傷の危険を伴うので避けるか、充分に注意して作業すること。
  2. タンク内の古いフルードを完全に抜き取るとエアーが混入するので、少し残すこと。
  3. 作業中に「水」や「ゴミ」がタンク内に入らないように注意すること。
  4. 新しいフルードの入れすぎに注意し、レベルゲージの量を必ず守ること。
  5. 最後に、抜き取った古いフルードは法令に従い適切に処理してください。

ワンポイント・アドバイス
パワステ機構の油圧パイプをはずしてのフルード交換作業は絶対にしないでください。ステアリング機構 は「重要保安部品」の一つであり、もし締め付けに問題があった場合は走行中にフルードが漏れ、まったくステアリングを切ることができない(実際にはものす ごく重くなる)状況になりますので、重大事故発生にもつながりたいへん危険です。

 

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