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オイル交換を容易にするためにエンジンにはあらかじめドレインコックが付いています。通常はこのドレイン(ボルト状)をレンチでゆるめて古いオイルを抜き取ります。
古い車は、このドレインがオイルパンの最低部(真下)に付いていましたが、最近のエンジンでは底部の横についている場合が多くなりました。 これは、荒れ地走行などでボルトをヒットしないようにしてあることと、オイルパン容量を少なくする意味でボルトを直下に付けなくなったのです。
しかし、横からオイルを抜いても少量の古い汚れたオイルが残ってしまいます、つまり「全て抜ききれない」欠点があるのです。
そこで最近開発された「上抜き方式」のオイルチェンジャーでは、特殊ノズルを考案して、オイルパンの最低部まで届くようにしてあります。
したがって、最新型の全自動オイルチェンジャーなら、古いオイルをほぼ 100% 抜き取ることができるようになりましたので、かえって下抜き方式より良い結果が得られます。
同時に車の下にもぐって、ドレインを外す手間も省け、手も汚れない、さらに抜き取り後のドレインの締め忘れなどのうっかりミスも防止できます。
ドレインを開いて、ボルトを再装着する時は専用ワッシャーの交換をする必要がありますが、この手間も省け、今後はこの「上抜き」方式が主流となるでしょう。