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軽自動車は世界的に見てもわが国独特のスモールカーで、誕生以来独自のマーケットを形成しています。
初期の軽自動車は「2サイクルエンジン」搭載車が主流でしたが、排気ガス規制が強化されると4サイクルエンジンに替わり、すでに2サイクルは過去のものとなっていますので、ここでは4サイクル用のエンジンオイルについて述べます。
4サイクルに移行してからは高性能バージョンも各社から発売され、ツインカムやターボ装着車も登場するなど、 普通車も顔負けの高性能化も促進されました。
また、AT 搭載車も登場して女性ドライバーからも歓迎されています。
軽自動車の排気量は現在「660cc」。排気量が限られれば「馬力」や「トルク」も少なく、必然的にエンジンを酷使し、高回転域を使用するケースがたいへん多くなります。
このことから、ある面ではバイクのエンジン使用環境と似たような面があります。
したがって、軽自動車のオイル選びのコツはあまり粘度の高いオイル(20W-50 や 15W-50)を使用せずに、粘度の比較的低い 5W-30 などのオイルを使用するほうが、オイルの粘度抵抗による馬力ロスが少なく、エンジンの性能をフルに発揮できます。
軽自動車をどのように使うかにもよりますが、特に高性能バージョンでスポーツ走行の機会が多かったり、ターボ 装着車の場合は耐熱性の良い「全合成油」や「半合成」の製品を推奨します。
最近の量販店では「軽自動車専用」のオイルも登場しており、オイル缶の容量を通常の 4L 缶から、軽自動車に 使いやすい 3L 缶に変更したものもあります。