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オイルクーラーの必要性については、一般市販車の例を見てもわかるとおり絶対に必要なものではありません。もし、必要なものであれば車輌メーカーが標準装着しているはずです。
現在市販されている車で、オイルクーラーを標準装備している例はほとんどありません。
エンジンをチューニングしてエンジンの出力がアップすれば、とうぜん発熱量が増えます。発熱量が増加すれば熱対策が必要となり、ラジエターを大型の物と交換したりオイルクーラーの装着が必要になります。
レース用のフォーミュラカーには必ずオイルクーラーが装着されています。
つまり、ノーマルカーには必要のない装備であり、反対にチューンドカーやレーシングカーには必須アイテムとなるわけです。
部品(オイルクーラー)はブランド物が市場で販売されていますので、容易に手に入れることができます。 同時に接続ホースや接続金具も必要となりますので、取付は経験豊富なチューニングショップに依頼すると良いでしょう。
オイルクーラーはラジエターと同じ構造をしており、材質はアルミが主流です。大きさ(容量)も各種販売されていますので、ご自分のエンジンの発熱量の増加に見合うサイズを選ぶことが可能です。
オイルホースも専用のものが市販されていますが、具体的には「耐油」「耐圧」「耐温」性能を有している軽量の物を選んで下さい。
最後にオイル交換時の注意事項です。
オイルパンからオイルを全量抜き取ってもオイルクーラー内やオイルホースからのオイルは出てきませんので、クーラーを取り外してオイルを抜き取ることをお奨めします。
クーラー内のオイル量は 300cc ~ 500cc 、多くても1リットル程度ですから、新しいオイルを注入する時には、このクーラーから抜いた分のオイルも追加することを忘れないでください。