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ドライサンプとは、車のエンジンオイルの循環方式のことで、レーシングカーが採用している方式のことです。
一般市販車ではほとんどこの方法を使用しておりませんが、ポルシェ 911 シリーズは現在でもドライサンプ方式を採用しています。
ドライサンプは、オイル溜まり(SUMP)に溜まったオイルを別のオイル専用タンクに回収してから、エンジン の潤滑部分にオイルを供給します。このため、WET SUMP(一般市販車の方式)と区別するためにDRY SUMPと呼ばれていますが、SUMP 内が乾いているわけではありません。
メリットとしては、次のような点があげられます。
反対にデメリットとしては ・・・・・・・・
レーシングカーでは、デメリットよりもメリットを重視してほとんど DRY SUMP 方式を採用しています。ただし、一般市販車による底辺レースなどの場合は「競技規則」に「DRY SUMP 禁止」も明文化されていますので、すべてのレースカーがドライサンプだとは限りません。