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オイル減りにはいくつかの原因が考えられます。
まず第1には、「オイル漏れ」があります。つまりエンジンオイルが漏れているわけです。
自分の車のエンジンルームをのぞき込み、オイル漏れがないか目で確認してください。オイル漏れがあれば必ず漏れた後が確認できます。オイルフィルター取り付け部分であれば増し締めで直ります。
エンジンブロックとヘッドの間であれば、ヘッドガスケットの不良ですので、増し締めないしはガスケットの交換 で直るはずです。ガスケット交換をしても直らない場合は、ヘッドあるいはブロックの歪みが出ていますので、面研磨が必要となります。いずれにしても修理工 場での作業となります。
次に、エンジン下部のオイルパンを見てください。オイルパンとエンジンブロックのつなぎ目からの場合はガスケットの不良ないしは、歪みの発生が考えられます。 オイルパンは一番低い位置にありますから、悪路走行で岩でヒットしたなども考えられます。キズやヘコミの有無も確認してください。修理には修理工場へ依頼するのが良いでしょう。
エンジン下部からのオイル漏れがある場合は、駐車時の車の下に「オイルのシミ」が発見できますので容易に確認できます。念のため、オイルドレインボルトのゆるみも点検してください。
これらの点検をしてもオイル漏れの形跡がなく、それでもオイル減りが発生する場合は「オイル上がり」や「オイル下がり」の重大なトラブルの発生が考えられますので、直ちに修理工場への持ち込みが必要となります。
通常の使用過程においては、新車時から比べればオイル消費量は増加する傾向にあります。
つまり、エンジン内部のクリアランスがわずかずつ広くなり、だんだんとオイル消費量が増えるのは、ある程度しかたありません。
通常の使用で、3カ月に1度や数千キロ走行後に1リットル程度のオイル補給量であれば、それほど心配する必要はありません。
アイドリング中や発進時、加速時などにエクゾースト・パイプから白煙がでなければ、エンジントラブルではありませんので、特別に心配する必要もありません。